詳しい情報が簡単に手に入る時代となり、恵まれた時代となりました。
しかし注意していただきたいのは、氾濫する多くの情報をいかに整理・活用していくかです。
『具体的にどうすれば良いのか?』をしっかり把握し、実践して自分自身、そして愛する人々をしっかり守るためにどう活かすかということです。
ノロウイルスではどうでしょうか?
予防も完璧とは思われないし、残念ながら西洋医学による治療は『打つ手無し』です。
でも、このウイルスによる下痢は大昔からある馴染みのものであり、滅多なことでは命に別状はありません。
しかも大昔からの私たちの先祖が培ってくれた知恵を利用すれば、簡単に、しかも安全に治すことができます。
新聞、雑誌、テレビ等での報道からこのウイルスの治療に役立つ特徴をまとめてみます。
① | 主に生や加熱の不十分な食物等を介しての経口感染だが、感染者の客痰や吐物糞便の空中飛散での感染もありうる。 |
② | わずか10~100個程度のウイルス感染で発症する。 |
③ | ヒトの腸間の細胞内でのみ増える。 |
④ | 2、3日くらいの間、下痢、腹痛、発熱(微熱)時に嘔吐を伴う。 |
⑤ | 予後は比較的よく、よほどのことが無いかぎり命に別状はない。 |
⑥ | 予防は、 ・この時期はよく加熱して食べる。 ・手洗いを励行する。 ・塩素系消毒剤を適正に薄めて使う。 ・飛まつ感染の予防にマスクをする。 などが挙げられています。 |
⑦ | 『治療はとくにない』とほとんどの情報で記載されています。 水分の補給と点滴くらいでしょうか? |
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消化管におけるトラブル、ウイルスとの戦いですから、『病気のときには栄養物を摂らない』 消化のよいお粥と梅干にお茶を摂るようにして下さい。 |
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『桂枝加芍薬湯』という漢方薬が一番のおすすめです。 服用後、速やかに体調の改善が体感できます。 『桂枝加芍薬湯』が手元になければ、民間療法の『梅肉エキス』などもノーリスクでよく効きます。 |
《 解 説 》
下痢は、細菌性のものにしても、ウイルス性のものにしても同じような体の反応で、しかも太古の昔からあり、大昔からの医学である漢方、そして民間療法が得意で、長い経験と歴史の中で臨床を重ね、極めて安全で且つ効果が高いものです。
マスメディアの情報では治療においていいものがない、ということですから、是非この伝承療法を取り入れて欲しいものです。
一番大切なことは、発症したら胃腸を休め、負担をかけないように食事を控えることです。
これだけで嘔吐はおさまり、下痢の回数が減っていきます。
そして伝承の知恵、漢方薬『桂枝加芍薬湯』。あるいは『梅肉エキス』(梅干でも可)。
人類に馴染みのあるウイルスですし、そう悪さはしません。
このような昔からの知恵で是非ケアして下さい。
2006年12月21日