解説が面倒でどうすれば良いか?をすぐ把握したい方は、先の実際の方法
の所をお読みください。(しっかり把握したい方はこちらもどうぞ。)
ダイエットに関しては近年様々なところで良い成果が上がってきております。
これまでは、ただ単にカロリー制限で急に体重を落とし、体調や健康を崩したり、下剤を乱用して栄養状態が悪くなったり、過食・拒食などの摂食障害になってしまったり、うまくいってもシワクチャになってしまったり、またリバウンドで反対に自己体重を更新してしまったり、などの人を沢山拝見しました。
根本的なポイントを正しく認識しないと成功しないどころか、こうした健康すら損ねたり、 思いとは逆に太ってしまう様な状況になりかねません。
世界の情報を集め、本当に役立つもの、リバウンドしない10年も20年も維持可能な正しいものを学び、取り入れたいものです。
キーワード 「リバウンドする無理なダイエットは有害→一時的減量に過ぎない」
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脳=視床下部にある摂食中枢と満腹中枢
私たちが生きてゆく基礎代謝と、それぞれの個人の運動量などにふさわしい量の栄養素を、満遍なく食べるよう脳がコントロールしています。
だから健康な動物は、おなかいっぱいになると食べるのを止めます。
摂食中枢の指示で食べ、満腹中枢がもう十分と指示を出すわけです。
人も元来これで良かった時代がありました。
食べ物が有り余っていず、むしろ足りない時代。食べ物の栄養値が高かった時代。
加工食品が氾濫していなかった時代。穀物等の精製が為されなかった時代。
現代文明の恩恵があまりなかった時代。日々生活のために体を動かさざるを得なかった時代。
現代はそんな時代と大きく変わりました。
そこが現代社会の社会問題化した肥満→メタボリックシンドロームがあるのです。
こうしたポイントを押さえて、具体的なダイエットを見てゆきましょう。
1.食について ←最も大切なポイントです。 |
○ | 脳が納得する質と量。その個人が生きるに必要な、基礎代謝+活動量に不可欠な栄養素は必ずとる。 |
○ | 5大栄養素を満遍なくとる。 5大栄養素のうち、ビタミンとミネラルは野菜・海藻で十分にとること。 他にセンイやクロロフィルなどの植物色素も大切。 (どれか足りないと、わたしたちの摂食中枢はもっと食べることを促し、過食に向かう。ジャンクフードが過食→肥満に向かう理由) |
○ | ご飯食(欧米では米はダイエットフード。食物自給率100%であるし、お米を是非) 味噌汁をきちんととる。野菜・海藻、穀物・豆類、魚介類の和食がよい。 獣肉、油脂類、砂糖及び砂糖の入ったものは極力避ける。 |
O | なるべく具沢山の味噌汁を必ず最初にとる。 摂食中枢・満腹中枢が働き、「もう十分食べたからいらない」と総量減につながる。 |
O | よく噛むことも昔から言われますが、消化吸収が速やかになり、なおかつ中枢も速やかに働き、満腹よりも満足感を得られます。 |
O | 『野菜や海藻はカロリー・ゼロとする』と、2009年1月のNHKのためしてガッテンでやっておりました。 ゼロではありませんが、良い方法で、野菜・海藻なら沢山食べられます。 お腹がすいたら野菜、で良いと思います。 |
O | 甘いお菓子などは砂糖であり、砂糖は中毒性があります。 極力食べないようにし、止められない人は、食後に少しにしましょう。 空腹時には食べないことが肝要です。膵臓を傷め中毒になりやすい。 |
# | 時間がなくて無理な人は、サプリメントでどうぞ。 栄養価的にパーフェクトなスピルリナ(マリンベジタブル)がおすすめ。 |
# | ご飯もGI値(血糖上昇反応指数)の低い玄米、あるいは麦飯、あるいは五穀米など ドラッグの店頭にはいろいろありますので、お試しになり、ご自分で継続可能なものを選ばれてください。(砂糖は最もGI値の高い食品です) |
2.運動 |
まず大事なことは「頑張らねばならない運動はダメ」ということです。
続けられるもの、できれば楽しく、更に目的をもって出来れば最高です。
頑張り過ぎて挫折してやめてしまうと、それに見合う栄養素の吸収だけが続き、すぐに太ってしまいます。
基礎代謝をしっかり上げるためにも筋肉と骨を強くする無理のない継続が大切です。
散歩、柔軟体操、軽い筋トレ、掃除やガーデニング作業などで良いのです。
しかも連続1時間など必要なく、15分くらいの細切れでも大丈夫。
ただし、40分から1時間くらいやりましょう。
週に2回以上やれば運動の効果はあがります。
*当社のフィットネス「ラシク」などで気の会う仲間と一緒に楽しむなども、継続できる良い方法と思います。
運動の効果はダイエットだけでなく健康・美容・免疫等様々なところに良い影響を与えます。「人間は動物の一種、動く物」です。
3.上記1.2.が基本であり、最も大切な欠くことのできないものです。 |
ここをないがしろにするダイエットは皆、瓦解し太るダイエットとなります。
アメリカで流行っている代表的なものを見てみましょう。
・アトキンスダイエット | ともに高蛋白食を強調するダイエット法 |
・ゾーンダイエット | |
・オーニッシュダイエット | ほとんどの脂肪食品を禁ずるダイエット |
・低脂肪ダイエット | 大部分の栄養専門家の推奨するもの。 |
「どんなダイエットであれ、減量に取り組みさえすれば、ほとんどの人が体重減少に成功する。だが多くの場合のちにまた体重が戻ってしまう。」(日経サイエンス2007年12月号)
いずれも脳の摂食中枢と満腹中枢が満足せずに長くは続けられない。
中毒性のある砂糖及び砂糖の入った食べ物、脂っこいもの、肉類これらを食べながら
楽してやせたいというニーズに答えた方法ですが、試みると減量は成功したものの、
リバウンドしたり、むしろ以前より太ってしまったという人も少なくない。
4.漢方では、肥満は食毒が溜まったと考えます。 |
そこで便や尿で排泄を促したり、代謝を良くしたりと、体の本来持っている機能を高め、余分に蓄積したものを排出しようとします。
扁鵲 | 内臓脂肪や皮下脂肪、血液中の脂肪・コレステロールなどを代謝することをメインに血圧の安定やBMI値の改善などのデータがしっかりあります。 |
大柴胡湯 | アルコール好きながっちりした体力旺盛な固太りの方。 肝臓の問題のある方、また問題の起こりそうな方。 |
防風通聖散 (意発) |
おへそを中心に太った方。カロリー過多で便秘がちの方。 最も一般的な肥満改善の漢方薬で、様々なメーカーが様々な名前で製品化しております。水毒を伴う方は、利水剤としての漢方も併用されると良いでしょう。 |
防己黄嗜湯 (鶴姿) |
色白できめ細かな肌の人で、水毒の傾向が」強い人。首から上によく汗をかく、膝関節痛がある人。水太りの方。 |
代表的な漢方薬をあげましたが、おしなべて太りすぎという代謝異常状態の正常化を図るものです。
問題のところを改善し、代謝が良くなればリバウンドしないダイエットにつながります。健康に美しく痩せることにもつながります。
その上、体質的問題が解決すれば、体は調和し、ホメオスタシス(身体の恒常性維持機能)が正常化して漢方の応援は不必要となって廃薬(服用しなくてよくなる)できます。
他のダイエット法とはここが最も異なります。
しかし、体質に合った、ぴったり合うものを選ぶことが重要です。上記を参考にしてください。また、店のスタッフに相談されて処方を選ばれるのも一法です。
5.日本でも過去様々なダイエットが出ては消えしました。 |
以下のようなものです。
1. | 食に関するもの 絶食(断食とは異なります)乾燥リンゴ コンニャク 中国茶 オオバコの種子 酵素、ミルクダイエット 酢ダイズ 低インシュリンダイエット アミノ酸ダイエット BOOCS法 カプサイシン コエンザイムQ10 Lカルニチン ギムネマ タマリンド ココア |
2. | 運動療法 ジョギング エアロビックス |
3. | セッケン、化粧品などの外用製剤 |
4. | 針 耳のツボ←摂食中枢を抑制する |
5. | エステ |
6. | 入浴療法 |
7. | 外科手術 胃を小さくする。食べられなくする。脂肪溶解術。 |
8. | 寄生虫を使う |
9. | テープダイエット |
リスクの大きなもの、大金のかかるもの、人任せなものなどは、やはり避けるべきでしょう。中には良いものもありますが、慎重に選択すべきでしょう。
上記の情報を参考にされて選ばれることをお奨めします。
当社のお奨めしても良いと考えるものにはアンダーラインを引きました。
(ここからお読みいただくだけでもOKです)
1. | 和食にする。野菜は沢山食べても良い。 |
2. | 夕食に和食をしっかりとる。BOOCS法 |
3. | 間食は一切しない。 |
4. | 汁物を最初にいただく。 |
5. | できるだけよく噛んで食べる。 |
6. | 漢方薬は扁鵲が一番のおすすめ。まず数ヶ月お試し頂きたい。 合わないと、10日ほどで体でわかります。まず10日分を。 |
7. | サプリメントではマリンベジタブルがおすすめ。 パーフェクトフードとして、摂食中枢が安定し、過剰食欲が起きなくなります。 食欲の旺盛な人、偏食の人は是非どうぞ。 |
8. | 体重を毎日計る。因果関係がわかります。 |
9. | 万歩計をつける。1日5000歩は歩きましょう。 |
10. | 1日40分~1時間、無理ない運動を心掛ける。細切れな時間でOK. 散歩、柔軟体操、掃除、ガーデニングなど。 |
11. | 有害な添加物・食べ物を減らす。 食品添加物、油脂、肉類、砂糖、アミノ酸等、酒類 |
12. | スパイス=薬味を取り入れる。 |
人の体も「順応」します。つまり今の生活に合った体と変わるのです。
太ったサルはいませんし、太ったチーターもいません。
体型は環境・生活の反映です。
メタボリックシンドローム(死の四重奏=高血圧・高血糖・高脂血症・高BMI)の4つの因子も |