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HOME>セルフメディケーション >よくあるご質問 >打ち身・腰痛・肩こり痔核(イボ痔)
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痔核(イボ痔)

痔は、家庭の医学書などを見ると、

①痔核(イボ痔)
②切れ痔(裂肛)
③肛門周囲膿瘍
④痔瘻(穴痔)

などと分類、解説されています。これらは肛門周囲の疾患ではありますが、原因も治し方も違いますので、まず該当する疾患を把握することが大切です。
実際は、これらの疾患を混同し、似たような治療や同じ薬剤を使用しているのが現状で、痔が治りにくい疾患となっている大きな理由です。
原因と対策をしっかり把握して実践すれば、痔は容易に完治できます。


① 痔核(イボ痔)

 

痔の中のほとんどを占めるものです。
30歳を過ぎた人のなんと7割もの人達が、軽重の差はあっても、この痔で悩んでいるそうです。
すごい数ですよね。何故こんなにも多いのでしょうか?

ヒトが進化の過程で4足歩行から2足歩行になったことは周知の事実ですよね。
四つんばいから立ち上がった為に、肛門部に内臓の重みがのしかかります。
加えて、便利な世の中になるに従い、腹部を刺激したり鍛えたりする機会が少なくなり、筋肉が弱まって、内蔵下垂の人が増えています。
さらに、肛門周囲は『静脈叢』といって、静脈があたかも草むらのように入組み、うっ血(血液の渋滞)を起こしやすいのです。

 ★ 静脈が入組んでいて、もともと血が流れにくくうっ血しやすい。
 ★ 運動不足で、腹筋・背筋等が弱い。⇒下垂
 ★ 肛門部に内臓の重みがかかる。
 ★ 肉食や油脂・砂糖の摂り過ぎで血液ドロドロ。

これら4点が痔核(イボ痔)の根本原因なのです。

血液は普通逆流はしません。一定方向に流れます。
血管はよくゴム管に例えられますが、ゴム管の上にやっと中が流れるくらいの重さの石を乗せたらどうなるでしょう?石の手前で段々ゴム管が風船のように膨らみますよね。
特に管に弱い部分があったとしたら、その部分が集中的に膨らみますよね。

肛門部でも血管の弱い部分が周りの組織を押しあげて、イボのように膨らみます。
これがイボ痔で、肛門の外側にできると外痔核、内側にできると内痔核と呼ばれます。

腫れや炎症、痛みに対しては、市販の痔の薬で対応できます。
しかし、根本原因対策のためにはライフスタイルの改善しかありません。
手術こそが根本原因対策と言う方もいらっしゃいますが、たとえ手術がうまくいったとしてもかなりの方が数年で再発したとおっしゃいます。
なぜだか容易にわかりますよね?
痔になりやすい生活習慣の改善こそ、痔と縁をきる最も重要なポイントなのです。

サラサラ血液のため、野菜、海藻(昔の本にヒジキを食べるだけでも痔は治るとあります)を沢山食べるようにする。
油脂、肉類、砂糖、砂糖の入ったものをなるべく減らす(食べるなら食事の最後の方にする)。
血液サラサラを目標にしたサプリメント(『スピルリナ』など)も良い。
腹筋運動は良いのですが、続けられる人が少ない。なので、おすすめは柔軟体操、とにかく腹部の屈伸運動をすれば、効果があります。
テレビを見ながら、上半身を左右に捻るなどでも良いです。

ぬるめのお風呂(40度以下)にゆっくりつかり、その際に手の指先で下腹部をゆっくり指圧する。ゆっくり押し、ゆっくり離す(無理は禁物、気分良く行う)。

市販の痔の薬は症状の緩和です。上手に利用しましょう。
身体の中からの改善には漢方薬がおすすめ。数種類ありますが、『恵痔』がポピュラーです。


以上、痔を治すキーワードがわかりますよね?
  『痔(痔核)は、下腹部のうっ血を治すこと』
  『肛門部静脈の流れをスムーズにしてゆくこと』
どのような素因があっても、このような知恵で改善できます。

女性の場合、妊娠・出産時にはほとんどの方が痔になるということです。
上の理由にさらに赤ちゃんが肛門部血管を圧迫するわけですから、無理ないですよね。
でも、出産後、しっかり上記の知恵を実践していけば、ちゃんと改善していきます。


①痔核(イボ痔)②切れ痔(裂肛)③肛門周囲膿瘍④痔瘻(穴痔)